第37回生 合格体験記 先輩から君たちへ
第37回生 トヨタ自動車株式会社
就職を決めたのは、はやく就職をして今までお世話になってきた両親に親孝行をしたいと思ったからです。トヨタ自動車は、世界でもトップクラスの企業であり、その企業で自分が造った車を世界中の人たちに乗ってもらいたいと思って、この会社を選びました。就職をするのにあたって一番力を入れた事は、面接練習です。面接を上手くするには、面接練習をたくさんやっていくことです。そのため私は多くの先生方に協力していただき、良いところ、悪いところを聞いて話す言葉を修正しました。たくさん面接練習をした結果、面接試験では良いアピールをすることが出来ました。履歴書作成では、字を間違えたり字がきれいに書けなかったりして、何枚も書き直しをしてとても苦労をしました。
トヨタ自動車の就職試験は面接だけではなく、筆記試験もありました。そのため就職ドリルをやって分からない事があれば先生にきいたり友達に協力してもらったりして、分からない問題を理解できるようにしました。高校に入って一番やってよかったと思うことは、部活動です。部活動をやっていたことによって、礼儀や上下関係を身につけることが出来ました。部活動でみにつけたこれらのことを面接でも活かすことができました。ほとんどの企業は、部活動をやっていた人が欲しいと聞きました。部活動をやることは就職にとても有利になると思います。頑張ってください。
第37回生 名古屋鉄道株式会社
私は尾西高校に入学してから2年生の前半の頃まで、進学を希望していました。しかし、経済的な理由で就職をすることに変更しました。校長室前に貼ってある、先輩方の就職先一覧を見ても、自分のやりたいと思う職種がありませんでした。そこで、先生方から話を聞き、進路室に足を運んで、求人票を探し、名古屋鉄道から尾西高校に求人票が来ていることを知りました。名古屋鉄道は、私にとって身近な存在であり、興味が湧きました。私は製造業よりも接客業に就職したいと思っていたため、名古屋鉄道を志望することに決意しました。
私は野球部に所属していました。2年生になり、名古屋鉄道では筆記試験があるので、就職試験の8ヶ月前の昨年の1月にSPIという就職試験の問題集を買いました。しかし、部活動を引退する7月まで問題集に取組むことはなかなかできず、SPIに取組むようになったのは、就職試験の約2ヶ月前でした。いざ取組んでみると、わからない問題が多くあり、解答を見て理解し、そして自力で解くということを繰り返して行いました。部活動を引退してから試験前日まで、毎日2時間から3時間、必ずSPIの問題を解いていました。そのため、就職試験当日の筆記問題で、問題集で解いたことのある問題が出たときには、自信を持って解くことができました。
私は、筆記の勉強と同時に面接練習にも力を入れました。私は、3年間野球部に所属し、生徒会会長を務めていたので、この2つの経験を面接試験で有利に使いたいと思い、志望動機や長所、学校生活で頑張ったことなど、多くの質問項目に対して使いました。その結果、面接本番の際も、面接官の方から、部活動や生徒会のことを多く質問され、自分のことをアピールできました。
以上のことから、後輩の皆さんは、筆記試験がある企業を選ぶ人は、余裕を持って勉強に取組むこと、面接では、1つでも多く自分をアピールできることがあるといいと思います。部活動や生徒会活動などではなくても、補習への参加やボランティア活動、資格の取得など、すぐに取組めることでもアピールできると思います。何事も惜しまない努力を続ければ必ず良い結果もついてくると思います。継続は力なり。
第37回生 株式会社 名光精機
私は、希望する企業に就職するために取組んだことから、2つのことをお話ししたいと思います。
1つ目は、勉強のことです。私が就職試験を受けた会社では、面接・作文以外に学科試験がありました。事前に会社や学校から過去の問題をいただいていたので、それを取組みました。これに対して面倒くさいと思う方もいると思います。私も正直、面倒くさいと思っていました。ですが、本番の試験では過去の問題と同じ問題、似ている問題が半数近く出題されていて、事前に勉強していたおかげで解けた問題が多くありました。 この経験から、過去の問題がある会社はそれを取り組み、無い会社でも今まで勉強してきたことを面倒くさがらずに復習してください。
2つ目は、面接練習のことです。3年生の1学期には、毎週朝早くから面接の練習をしていました。2回目の練習の際、何回やり直しても声が小さいということで、説教で終わったときもありました。面接指導の先生からたくさん厳しい言葉を聞き、何回も「行きたくない、練習したくない」と思いながらも練習を続けていきました。その甲斐あって本番では、誠意の気持ちを自分の言葉で相手に伝えられたと思います。辛く、苦しいと思いますが、最後は自分のためになるので、みなさんにも早朝面接練習に参加して欲しいです。
最後に、自分一人でどうにかなることと、出来ないことがあります。出来ないことは自分一人で抱え込まず、家族や友人、周りにいる先生方に相談し、一歩ずつでも前に進めるよう頑張ってください。
第37回生 椙山女学園大学 文化情報学部 メディア情報学科
私は、尾西高校に入学する前から進学することを決めていました。しかし、どこに進学したいか、何を学びたいかは全く決めておらず、特に得意な教科もありませんでした。だから得意な教科を見つけるために、課題は期日までに提出し、授業は真剣に取り組み、テスト週間は自主勉強に励みました。その結果、中学校では苦手だった英語がだんだんと理解できるようになり、英語を勉強するのが楽しいと思うようになりました。そのときから英語に興味を持ち、外国のことを学びたいと思いました。自分の学びたいことが決まったので、大学の名前や学部を調べ、担任の先生や進路指導の先生、両親とも何度も話をしました。初めは公立の短期大学を志望していましたが、先生方が私の人柄や学力のことを考え、椙山女学園大学をすすめていただきました。初めは迷いもありましたが、「自分のやりたいことをしっかり決めていれば大丈夫」という先生の一言で、私は椙山女学園大学を指定校推薦で受験することを決めました。試験本番では、少しつまって答えられなくなったこともありましたが、無事合格することができました。指定校推薦は自分をアピールするのに有効な受験方法の1つだと思います。指定校推薦を受験するためには、遅刻・欠席をしないことが一番大切だと思います。就職を希望している人も、無遅刻・無欠席を心がけてください。もう一つは、進学希望の人はこの先校外模試やセンター試験を受けることがあると思います。そのため、補習や土曜学習会に参加し、積極的に学習する姿勢を身につけてください。
努力をしていれば必ず良い結果が返ってきます。みなさんも目標を高く持ち、それに向かって最大限の努力をしてください。
第37回生 修文大学 看護学部
私は、一般推薦入試で修文大学看護学部に合格することができました。私は幼い頃から看護師になることが夢だったので、合格したことで夢に一歩近づけたと思います。夢に近づくために高校生活の中で努力したことが2つあります。
1つ目は学習です。私は看護系の学校を目指していたので、1年次からいろいろな先生方に「看護系の学校は難しい」という言葉をかけられていました。しかし、自分の夢を叶えたい一心で授業や補習に一生懸命に取組みました。
2つ目は部活動です。私はソフトテニス部で部長として活動していました。私は人をまとめることも、周りの状況を見て行動することも器用にこなすことが簡単にはできない人間なので、他の部員や顧問の先生の力を借りながら活気のある部活動にするために一生懸命に取組みました。この経験から、看護師に必要な責任感や、どんなことにも諦めず行動することの大切さを学びました。
一生懸命に取組むからこそ壁にぶつかることもありました。学習面では、毎日何時間勉強しても目標に届かなかったこともありました。部活動では、良い部活動にしたいという気持ちが空回りし、逆に部員も困らせてしまったこともありました。壁にぶつかったとき、「自分は大丈夫なのか。」と落ち込みました。しかし、自分の中に「諦めたくない」、「自分に負けたくない」という気持ちがありました。その気持ちを胸に、折れずに学習に励んだり、いろいろな人の意見を聞いたり、自分で考えて行動したりと、さまざまなことに取組みました。この取り組みを続けることで自分を信じて行動することの大切さを学ぶことができました。
私は高校生活で大切なことに気づきました。それは、「自分に対して負けず嫌いになる」ことです。私のように勉強や部活で悩むことや、その他にも欠席や遅刻の日数、課題の提出など、自分でどうにかしなくてはならないことが多くあります。そのときは、自分に対して負けず嫌いになり、弱い自分に勝ってください。その習慣が身につけば、自分の夢に近づく大きな原動力になるはずです。
しかし、時には周りの人の力を借りることも大切です。今日、私が夢に近づけたのは、自分の努力だけではありません。先生方が親身に相談にのってくださったり、朝早くから最終下校時間までご指導してくださったりしたからです。私はこれからこの感謝の気持ちを忘れずに夢に向かって歩んでいきます。皆さんも自分の夢に向かって一歩を踏み出してみて下さい。