校長の言葉(7月)

 東海地方は梅雨明けしたと見られると、28日(日)になってようやく気象庁が発表しました。例年よりも1週間遅れ、「災害レベルの酷暑」と言われた昨年よりは19日遅れです。しかし、梅雨明けした途端に真夏日や猛暑日が続くようです。体が暑さに慣れていない分、熱中症が本当に心配です。
 さて、今月は雨のため6月30日(日)から7月6日(土)に延期された野球部の応援に出かけました。地元の一宮球場での初戦の相手は豊田高専。なかなか手強いチームです。初回から大量得点されて苦しい展開でしたが、中盤からはこちらもエンジンがかかり、得点もあげ、いい流れになってきました。応援に駆けつけてくれた父母会をはじめとする保護者の皆さん、卒業生、先生方と、スタンドには大勢の人が集まり、声をからして応援しました。ファインプレーも飛び出し、見せ場をつくりましたが、力及ばず3対10の8回コールドゲームで敗退しました。今年のチームは投打のバランスもよく、活躍が期待されていたので残念でした。試合終了後、球場の外で3年生が挨拶をしました。それぞれが自分の言葉で、保護者や指導してくれた先生方や支えてくれた周囲の人たちへの感謝を口にしていました。立派な挨拶でした。成長を感じました。3年生はこれで引退ですが、1・2年生がその思いを受け継いでくれるものと期待しています。
 10日(水)は球技大会。長雨が続き、開催が心配されましたが、この週は10日だけ雨が降らず、無事開催できました。男子はグラウンドでソフトボール、女子は体育館でバレーボールというメニューです。各クラスとも自分たちでデザインした揃いのクラスTシャツを着て、熱戦が繰り広げられました。今年は2年生の活躍が目を惹きました。何と2年2組がアベック優勝です。今年も男子が女子を、女子が男子を応援し、クラスの団結力を高めていました。このあとの清新祭の盛り上がりが楽しみです。
 さて、受験を控えた3年生にとって「夏は受験の天王山」。空調の完備された教室で、毎日補習に取り組んでいます。さぞかし能率も上がっていることでしょう。志望校の合格目指して、この夏の頑張りを期待しています。
 また、就職希望者への指導も大詰めです。面接指導を受ける人、志望理由書の添削を受ける人。進路部と学年の先生を中心に、組織的な指導が続いています。求人は今年も順調で、すでに1300件を超えました。トヨタ、アイシンといった一流企業からの求人を今年もたくさんいただいています。この春就職した先輩たちの働きぶりが評価されている証です。それだけに今年受験する人の責任も重大です。この信頼関係を継続していかなければなりません。熱の入った指導が続いています。それに3年生も応えてくれています。
 1・2年生も補習に学習会に部活動にと頑張っています。弓道部、ハンドボール部、バレー部、硬式テニス部、剣道部は、2泊3日の合宿もあります。ジュニア・インターンシップで、地元の企業や事業所、施設で体験学習に取り組む2年生もいます。
 それぞれの夏休み。この夏のさまざまな経験を通して、生徒たちがまた大きく成長してくれることを願っています。

 令和元年7月30日
校長   三 浦 治 夫



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